稽古始

2019年は1月5日が稽古始でした。
隣の合気道がお休みとの事で、この日は門下生に試斬を体験してもらいました。
初めて切る人が多く、刃筋の大切さ、斬り通すにはこつがいる事を体感出来たようです。
稽古でも漫然と振るのではなく、刃筋と物打と手之裡を意識するようになれば各々の業も変わってきます。

当会では試斬を禁止するものではありません。
手之裡を覚えるには型だけでは難しい壁があり、刀を遣う武術としては知っておくべきと考えます。
ただし、巻き藁や竹は動きません。避けもしなければ、当然攻撃もしてきません。
ただ切るだけの稽古には武術としての意味はあまりなく、当会ではあくまで手之裡の感覚を覚えるために行います。
また、一般のかたには刀で切る行為そのものに不快や恐怖を覚える人もいます。
したがって当会では先師の教えにより、殊更に人前でこれを行うことは大道芸に等しい行為として禁じています。
今後も試斬に関しては、普段の稽古には入れません。
今回のようにお隣りの道場がお休みの時など、周りに迷惑の掛からない状況が揃えば、また体験する機会を作りたいと思います。

無雙直傳英信流 武蔵野稽古会

無雙直傳英信流 武蔵野稽古会は居合を本義とした古流武術 無雙直傳英信流を稽古する道場です

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