稽古納
先週23日は稽古納でした。
銘々修得した業を御浚いし、最後に組太刀「英信流居合道形」を打ち、仕舞としました。
この「英信流居合道形」は、十七代大江正路宗家が元々十本有った古傳「太刀打之位」を七本に簡易化し再編したものです。
現代では原型である古傳と混同され、「太刀打之位」と呼称される道場も多くみられます。
その殆どが独演型である「居合」の業は、ともすれば対手との間合を無視した独り善がりに陥りやすいという問題があります。
「英信流居合道形」は現代の初傳「正座之部」と並行して学ぶことで、初心のかたにも間合という感覚が理解しやすく、当会では居合の業と併せて稽古してゆきます。
門下生には、ひとつの型にも色々な応用が含まれていることを体感して頂き、「居着かない」事の大切さを稽えて貰えればとの心持で指導しております。
稽古始は1月6日(土)となります。
来年も、居合を楽しんで、深く稽えて、ともに学んで行ける同志との出会いを願っております。
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