無雙直傳英信流について

無雙直傳英信流居合兵法

無雙直傳英信流とは、永禄年間(室町時代末期)に林崎流、或いは重信流と呼ばれる流儀を創始した林崎甚助源重信を流祖とする、居合を中心とした武術流派です。

当流七代の長谷川主税助英信が傑出の達人であった為、のちは英信流と呼称されています。


居合とは抜刀、鞘の内とも呼ばれます。

通常の剣術が互に刀、槍などを構えた処から始まるいわゆる戦時の「立合い」であるのに対し、居合は刀を鞘に納めた常の状態、日常において機に「居合」わせ変に即応する、平時の武術です。

居合とは常に危機に備える、そもそも危機を作らない心作りを本懐とします。


居合の道歌

   居合とは人に斬られず人斬らず 己を責めて平らかの道

   無用なる手詰の論をすべからず 無理な人には勝って利はなし

   居合をば知ったふりしてつかるゝな 居合の道を深く問ふべし

   抜ば切れ抜ずば切るな此刀 ただ切る事に大事こそあれ


これは己を曲げて事勿れに徹するのではなく、道義を重んじ相克するものと和する心、難局に在って阿らない力を培い、社会にあって己を貫く覚悟を養うものです。 


当流の宗家系統図

天真正  林崎大明神

初代   林崎甚助源重信

二代   田宮平兵衛業正

三代   長野無樂入道槿露斉

四代   百々軍兵衛光重

五代   蟻川正左衛門宗續

六代   萬野團右衛門尉信定

七代   長谷川主税助英信

八代   荒井勢哲清信

九代   林六太夫守政

十代   林安太夫政詡




十一代  大黒元衛門清勝

十二代  林益之亟政誠

十三代  依田萬藏敬勝

十四代  林彌太夫政敬

十五代  谷村亀之亟自雄

十六代  五藤孫兵衛正亮

十七代  大江正路子敬

十八代  穂岐山波雄

十九代  福井春政鉄骨

二十代  河野稔百錬

二十一代 福井虎雄聖山

        直門 清田泰臣泰山

以降続く


二十一代継承 業前

【正坐之部】

八重垣

受流

介錯

附込

月影

追風

抜打

【立膝之部】

横雲

虎一足

稲妻

浮雲

岩浪

鱗返

浪返

瀧落

真向

【奥居合之部 居業】

脛囲

戸詰

戸脇

四方切

棚下

両詰

虎走

【奥居合之部 立業】

行連

連達

惣捲

惣留

信夫

行違

袖摺返

門入

壁添

請流

暇乞 其之一

暇乞 其之二

暇乞 其之三

【奥居合之部 立業番外之形】

速浪

雷電

迅雷

四方切

【無雙直傳英信流 居合道形】

出合

拳取

絶妙剣

独妙剣

鍔留

請流

真方

【大日本抜刀法 基本之形】

順刀其之一

順刀其之二

追撃刀

斜刀

四方刀其之一

四方刀其之二

斬突刀

【大日本抜刀法 奥之形】

前敵逆刀

多敵刀

後敵逆刀

後敵抜打

【居合道 刀法】

前切

前後切

切上げ

四方切

切先返

【教外稽古法】

早抜